お葬式をする事の意味を考える

2016年11月20日

枕飯を作る習慣と呪術的な役割の意味

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日本には枕飯という習慣があります。外国人から見ると奇異な感じがするのでしょうが、日本人には見慣れた光景です。しかし、何故そうするかということの意味を理解している人は少ないでしょう。もともと葬式自体が、身内にそうあることではないので、儀式としてそうするのだというくらいです。しかし、理解をしていると気持ちを込められるということで、より厳粛な気分で故人を送ることもできます。

具体的には、故人の利用していた茶碗などにご飯を盛って二本の箸を立てます。立てる時には垂直に立てるようにします。子供がよく箸を立てて怒られたりしますが、この形になるので縁起が悪いということで嫌われています。またご飯を炊く時も、ちょうど茶碗にすり切りいっぱいの米で炊きます。あくまでも個人専用に炊くわけです。由来としては、魂呼びの呪法という方法がありました。これは昔、米が貴重だったので、ご飯をお供えして故人がそのご飯を見て戻ってくれれば良いということでお供えをしましたが、それが習慣になったという内容です。

これはあくまでも説ということですが、その他にも食べ物には魂が宿るという考え方があるので、そこから供えるようになったという説もあります。いずれにしても個人を大切にするという意志表示になります。



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